日本でも一般にだいぶ浸透してきているオンラインカジノですが、そのサービスを提供する側の業者もここ数年で一気に増えてきています。
海外ではオンラインカジノがメジャーな娯楽として既に認識されており、盛んにプレイされています。
そのため、サービスを提供しているオンカジ業者の数は2,000を超えるとも言われています。
業界が盛り上がるのは、おおいに良いことだと思いますが市場が大きくなればなるほど参入してくる業者の数も多くなり、その中でも「良い業者」、「悪い業者」が存在するのも事実です。
良い業者へ登録して遊べれば問題ないのですが、運悪く悪い業者へ登録してしまった場合は思いもよらない被害を被ってしまう可能性もあります。
ここでは、悪徳業者へ登録してしまわないようにオンラインカジノの選定などに役立つ見分け方や運営ライセンス制度などについて詳しく解説していきます。
現在、遊んでいるオンラインカジノが、どこの国の運営ライセンスを取得していて、どのように運営されているのかを知っておけば、今まで以上に安心してオンラインカジノを楽しむことができますよ!
運営ライセンス取得の難易度
オンラインカジノの運営に欠かす事のできない運営ライセンスは、発行している国ごとにより審査基準が違うため取得難度が違ってきます。
何回かトライしないと取得できないようなライセンスもあれば、逆にお金さえ払えば簡単に審査に通るライセンスが存在するのも事実のようです。
ですので、ライセンスを取得しているから大丈夫と考えないで、どこの国のライセンスを取得しているのかを知っておくことも重要です。
国際的に信頼性の高いライセンスが、どの国のライセンスかを知っておけば、より安心してオンラインカジノを楽しむことができます。
United Kingdom = the Gambling Commission UK(イギリス)
イギリスでオンラインカジノ運営に関するライセンスの発行開始は、2006年から行われています。
このGambling Commissionのライセンスは、取得が難しく国際的な信頼性が高い運営ライセンスとなっています。
英国賭博委員会は他の国から見ても厳しい審査基準が設けられていて、ギャンブルが犯罪の原因になるのを防ぐ為に各ギャンブルごとに細かな審査基準を設けていることでも有名です。
イギリスはカジノに限らずブックメーカー発祥の地でもあり、ギャンブルに関しての歴史が古く、賭けについて多くのライセンスを発行しています。
また、ライセンスを発行した後も抜き打ちの更新審査を行い、自社のライセンスの信頼性を高めています。
このようなことから、イギリス政府が発行しているライセンスを取得しているオンラインカジノは安全で安心して遊ぶことができると言えます。
マルタ共和国(イギリス連邦加盟国)
マルタ共和国が発行している運営ライセンスは2000年に発行が開始されたライセンスで、オンラインカジノ創世記から運営ライセンスの発行を行ってきています。
マルタの発行するライセンスは、オンラインカジノ運営に欠かせないライセンスの中でも取得が最も難しく、取得後の定期審査も厳しいことでも有名なライセンスです。
その為、国際的な信頼性が非常に高いライセンスとなっています。
ですので、マルタのライセンスは多くのオンラインカジノで取得されていて業界では「マルタ共和国のライセンスを持つオンラインカジノは安全で安心して遊ぶことができる」とも言われるほどに有名な運営ライセンスとなっています。
オンラインカジノの選定をする時は、マルタ共和国のライセンスを有しているオンラインカジノを選べば、まず間違いないでしょう。
キュラソー(オランダ領)
キュラソーは最も古いオンラインギャンブルの規制当局のeGaming監視機関として1999年から様々なオンラインカジノへライセンスを発行しています。
そんなキュラソーは、カリブ海に浮かぶオランダ領の小さな島国なのですが、産業、観光業なども盛んではない為、一般的にあまり知られていない国だと思います。
しかし、オンラインカジノ業界では比較的取得しやすい運営ライセンスを発行している場所として有名な国となっています。
使用料さえ払えば簡単に取得できるので、オンラインカジノ側にとってみれば有利な面もあります。
もちろん簡単に取得できるからと言って、全く審査をしない訳ではなく独自の基準で作られた審査をパスしなければ取得する事ができません。
また、審査通過後も定期的に審査があり、ライセンスの信頼性を高めています。
しかも、取得難度が低いからと言って国際的な信頼性が低い訳ではありません。
この点は勘違いしないようにしましょう。
キュラソーのライセンスの特徴は取得難度が低いだけではなく、規約に柔軟性があるので目まぐるしく変わるオンラインカジノのサービス形態に柔軟に対応することが可能なライセンスとも言えます。
このような側面もあるので、他のライセンスを取得しているオンラインカジノでもキュラソーライセンスに切り替えるところも多いそうです。
キュラソーのライセンスといえば2020年の1月に日本人登録者集が一番多いベラジョンカジノが乗り換えたことでも有名な運営ライセンスとなっています。
マン島(Isle of Man)
マン島は複数の国で統治権が移動してきたそうで、非常に複雑な歴史のある島となっています。現在は自治権を持ったイギリス王国所属の領地と法的には定められています。
そんなマン島ですが、TTレースが有名で島全体と舞台としたレースが行われるのが有名なので車やバイク好きの方なら一度は耳にしたことがある名前だと思います。
オンラインカジノの運営ライセンスの発行は、2001年から行われており取得までの期間が短いのが特徴のライセンスとなっています。その為、新規に参入するオンラインカジノ業者のサービス展開までの時間が短いので新規参入の事業者から人気のライセンスとなっています。
しかし審査基準や取得後の審査も厳しい為、何度トライしても取得できないオンラインカジノもあるそうです。
そんなマン島のライセンスはマルタ、ジブラルタルと並ぶ3大運営ライセンスとしてオンラインカジノ業界ではとても人気の高いライセンスとなっています。
マン島のライセンスも安全に安心してプレイをすることができるライセンスとなっています。
カナワケ(カナダ)
カナワケのライセンスはカナワケ政府のGaming Commissionがライセンスを管轄しているライセンスで、入出金や決済手段におけるレベルが高いオンラインカジノに多く発行しているライセンスとなっています。
以前は多くのオンラインカジノで取得されていたライセンスですが、過去に起こしたポーカー不正疑惑の影響で、現在は国際的な信頼性を大きく落としているライセンスです。
しかし、今でも有名カジノやスポーツブックなどもカナワケのライセンスを使用している所も多いので、ある程度の信頼性はあると言えるライセンスです。
ジブラルタル(イギリス)
ジブラルタルはオンラインカジノ業界の中で、最も国際的な信頼性の高いライセンスとして人気の高いライセンスとなっています。
取得の審査基準が厳しいことでも有名で、今までの企業実績に基づいてジブラルタル政府が直接調査を行い実績が不十分なオンラインカジノはライセンスの取得が難しくなっています。
また、ライセンスの維持費についてもトップクラスの維持費がかかるので運営面で不安のあるオンラインカジノではライセンスの維持も難しくなってきます。
しかし、逆を考えるとジブラルタルのライセンスを有しているオンラインカジノは、経営面でも安定していて安心して遊ぶことのできるオンラインカジノとも言えます。
ジブラルタルのライセンスを持っているオンラインカジノは安全で安心して遊べるオンラインカジノです。
PAGCOR(フィリピン)
パグコーはフィリピンの大統領令により設立されたライセンスです。
オンラインカジノ業界ではあまり有名ではないイメージでしたが、最近ではパグコーのライセンスを取得しているオンラインカジノも多くなってきています。
まだまだ国際的な信頼性は高くない運営ライセンスですが、これから実績を積み重ねて成長していくライセンスだと思います。
アンティグア(イギリス)
オンラインカジノの運営に今では欠かす事の出来ない運営ライセンスですが、その始まりはアンティグアが1994年にオンラインカジノの運営に欠かすことのできない運営ライセンスについての法案を可決したことが始まりと言われています。
この瞬間に世界初となるオンラインカジノの運営ライセンスが誕生したと言われています。
このようにアンティグアのライセンスは歴史が長い事もあり、国際的な信頼性が高いライセンスとなっています。
ライセンス取得は合法性の証明
オンラインカジノを選ぶ時は、安心して安全に遊べるオンラインカジノを選びたいですよね。
そんな時に気を付けなければならないのが、非合法で運営されているオンラインカジノなんです。
非合法のオンラインカジノでプレイしてしまうと出金ができなかったり、個人情報を第三者に売られてしまったりとトラブルの原因にもなりかねません。
安心してオンラインカジノを楽しむ為には、合法的に運営されているオンラインカジノを選ぶのが必須になります。
その為には合法か非合法かの見極めが重要になってきますね。
オンラインカジノを合法的に運営する為には、現在ではギャンブル合法国が発行するオンラインカジノ運営許可書である運営ライセンスの取得が必須となっています。
ライセンスを取得する為には、違法なことや不正行為が行われていないかの厳しい審査にパスする必要があり、ライセンスを維持する為に取得後も定期的に抜き打ちの審査を受ける必要があります。
ライセンスを発行している国家、政府は、このようにしてライセンスの信頼性を高めています。
このような運営ライセンスを取得していないオンラインカジノは、高い確率で非合法に運営されているオンラインカジノなので、どんなに安全そうに思えても登録しない方が良いでしょう。
運営を監査する第三者機関
プレイヤー保護の観点から健全なオンラインカジノ運営を監査する第三者機関が存在します。
こうした第三者機関の有無は法的に必須ではありません。
しかし、ライセンスを取得しているオンラインカジノで第三者機関による監視を行っていないオンラインカジノもありますが、より安全で安心してプレイできるオンラインカジノを求めている方は、第三者機関による監査を実施しているオンラインカジノを選択するのがおすすめです。
チェック体制は2重、3重となっている方が安全性や信頼性が高まります。
eCOGRA(イーコグラ)
eCOGRAは、プレイヤー保護の観点から2003年に設立された、オンラインカジノの公平性を監査する非営利団体(NPO)です。独自の基準で作られたeCOGRAの監査基準は特に厳しいことで有名で、初回の監査では絶対にパスすることができないとも言われており、どんなに実績のあるオンラインカジノでも落とされることもあるそうです。
また、新しい規約ができる度に監査を受ける必要があり、少しでも基準を満たすことが出来ない場合は認定を外されるなどの厳しい監査体制を作っています。
しかし、そんな厳しい監査をパスすればメリットも多く、トラブルが発生した場合はeCOGRAに仲介に入ってもらいアドバイスをもらうことで早期のトラブル解決が可能となっています。
eCOGRAで監査しているオンラインカジノは安心してプレイできるオンラインカジノです。
GLI(Gaming Laboratories International)
GLI(Gaming Laboratories International)は1989年にアメリカで設立されたゲーム審査機関のTST(Technical Systems Testing)が始まりで2010年にGLIグループ企業に入り現在の形となりました。ギャンブル系の監査機関として世界最大規模の組織となっています。
主な監査内容としてはラスベガスやマカオといったランドカジノのペイアウト率の公表やスロットマシンの検定、宝くじの監査なども行っており、その審査基準はアメリカ政府が行うギャンブルの審査基準としても採用されるほど信頼性の高い第三者機関です。
このGLIの監査を受けているオンラインカジノであれば安心して遊べるオンラインカジノと言えます。
iTech Labs
iTech Labsは2004年に設立されたオンラインゲーム監査を行う第三者機関で、世界中のオンラインゲーム向けに認定された主要なテストラボの1つとなっています。活動の範囲は世界各国にまたがり監査活動を行っています。
主にRNGと呼ばれる乱数ジェネレーターのテストを行い、還元率などが適正に行われているか?ゲームバランスが公平であるか?などの監査を行っています。オンラインカジノ関連としてはスロットゲームの製作で評判の高いソフトウエア会社 NETENTなどのゲームをテストした実績がある機関です。
GAMCARE
GAMCAREは1997年にイギリスで設立された、ギャンブルに関する問題を抱えた人々をサポートする慈善団体です。主な活動内容はギャンブル依存症に苦しむ人向けのカウンセリングやアドバイスを行っており、電話やメールで相談を受け付けています。
ギャンブル依存症に対する自己規制プログラムなどに注力しているオンラインカジノなどは、この機関の監査を受けている場合が多いです。
まとめ
日本において安全で安心して遊べるオンラインカジノの条件は、合法的に運営されていることが必須条件となっています。
しかし、取得している運営ライセンスにより国際的な信頼性が違うのも事実です。ライセンスを取得しているからといって安心して遊べるオンラインカジノだとするのも危険な感じがします。
今回、このページで紹介した運営ライセンスは発行実績が長く、国際的な信頼性も高いライセンスを紹介しています。
これからオンラインカジノへ登録して遊ぼうと考えている方は、安心してプレイできるように国際的な信頼性の高い運営ラインスを取得しているオンラインカジノへ登録することをおすすめします。
参考にしてみて下さい。
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